高コレステロール血症と言われたら、急性冠症候群(ACS)の発症や再発予防のために食事内容にも気を配りましょう。
バランスのよい食事
まず心がけたいのは、バランスよく食べることです。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルがきちんと取れているかを意識して食事をしましょう。主食・主菜・副菜を揃えた伝統的な日本食は理想的な形で、動脈硬化関連の病気の予防によいとされています[1]。
積極的に摂った方がよいもの
魚、大豆、野菜、海藻、きのこ、果物などを取り合わせ、食物繊維を多く摂ることを意識しましょう。
摂取を控え目にした方がよいもの
飽和脂肪酸やコレステロールには要注意です[2]。肉の脂身、内臓類、バター、魚卵、鶏卵の卵黄、チーズ、生クリーム、加工肉(ベーコン、ソーセージ、ハム)などに多く含まれています。また、調理する際に意識したいのは減塩です。味付けは薄味にし、1日あたりの食塩の摂取は6g未満を目指しましょう。
参考
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日本動脈硬化学会(編).動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版. p95.
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日本動脈硬化学会(編).動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版. p155.
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日本動脈硬化学会(編).動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版. p41.
食事のポイント
血液サラサラレシピ
その他のレシピ
監修: 広田 千尋(ひろた ちひろ)さん 管理栄養士。保育園、保健センター、病院などで13年間勤務後に独立。 身近な食材でおいしく健康になれるレシピを提案している。