『市民公開講座』記録集のご案内
多発性硬化症(MS)
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の
治療と生活(仕事)の両立支援
2023年8月20日(日)開催
8月20日(日)に多発性硬化症(MS)視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の治療と生活(仕事)の両立支援」をテーマに市民 公開講座を開催し、多くの方々にご参加いただきました。
本講座における講演やパネルディスカッションの内容を抜粋・編集してご紹介します
ご挨拶
総合司会 河内 泉 先生
新潟大学大学院医歯学総合研究科医学教育センター/新潟大学医歯学総合病院・脳研究所 脳神経内科 准教授)
私が医師になったのは30年ほど前のことですが、当時は多発性硬化症(以下、MS)の患者さんも視神経脊髄炎スペクトラム障害(以下、NMOSD)の患者さんも、治療法がなかなかなくて困っていらっしゃいました。しかし、今では両疾患で複数の治療薬が使えるようになり、患者さんの病態に応じて治療選択が考えられるようになりました。治療選択肢が増えた今、仕事を続けたい患者さんにはその希望がかなうように、また、妊娠や出産をはじめ人生の中でのさまざまなイベントを経験される際にはしっかりと支えられるように、医師として尽力していかなくてはいけないと日々考えながら診療しております。
本講座ではMS、NMOSDそれぞれの病気について、また、難病患者さんの就労支援について、専門家を招いて解説、ディスカッションを行います。明日からの生活のご参考となりますと幸いです。