『WEB市民公開講座』記録集のご案内
情報を集めて活かして伝えよう ~自分らしさを表現するために~
2022年11月12日 (土) 開催
11月12日(土)に「情報を集めて活かして伝えよう ~自分らしさを表現するために~」をテーマに市民公開講座を開催し、多くの方々にご参加いただきました。
当日の講演内容や多く寄せられたQ&Aを掲載した採録記録集を載せておりますので、是非ご覧ください。
九州大学大学院
医学研究院
神経内科学
磯部 紀子 先生
関西医科大学
総合医療センター
脳神経内科
藤井 ちひろ 先生
千葉大学医学部附属病院
患者支援部
ソーシャルワーカー
市原 章子 氏
MS患者さん
(テレビ番組・講演会・
イベントプロデューサー)
鈴木 美江子 氏
あいさつ
磯部 紀子 先生
多発性硬化症(MS)の患者さんの数は増加傾向にあり、日本では人口10万人あたり14人程度の患者さんがいるといわれています[1]。原因はまだ完全には解明されていませんが、何か1つだけの原因で起こるのではなく、環境要因、遺伝的要因、そして未知の要因も含むさまざまな因子が合わさって発症すると考えられています。
多発性硬化症Web市民公開講座は2021年6月にスタートし、今回が3回目になります。第1回は「多発性硬化症(MS)とともに自分らしく生きるために」、第2回は「対話から見えてくること」をテーマに開催しました。第2回は私も演者として参加する機会をいただきましたが、MSの治療においては、医師をはじめとする多職種の医療従事者が患者さんと対話をしながら連携してサポートにあたることが重要であると改めて認識しました。
今回は「情報を集めて活かして伝えよう~自分らしさを表現するために~」というテーマで開催します。患者さんがよりよい生活を送るためには、患者さんからも情報を伝えていただくことが大切です。私たち医療従事者は、いただいた情報をもとに患者さんの悩みや希望を把握して、治療に結びつけていきたいと考えています。情報の伝え方、活用の仕方について、一緒に考えていきましょう。
『WEB市民公開講座』記録集のPDF版はこちら
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吉良潤一,他:第 5回MS/NMOSD全国臨床疫学調査成績報告(第1報).