妊娠・出産について
ー女性の方へ-
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多発性硬化症の情報サイト
ー女性の方へ-
「多発性硬化症(MS)だから…」といって、妊娠をあきらめる必要はありません。MS患者さんでも妊娠し、お子さんを出産している方はたくさんいらっしゃいます。
【A】MSは「遺伝病」ではありません。
【A】むしろ、妊娠中は再発が少なくなる傾向が報告されています。しかし、出産後しばらくは再発しやすくなることが報告されています[1]ので、育児疲れなどにはご注意ください!
【A】MSの治療で用いられるお薬の中には、妊娠にあたって服薬を中止しなければならないものもあります。妊娠を希望される方は、必ず事前に医師に相談してください!
【A】いいえ、MSがお腹の赤ちゃんに、直接、悪影響を与えるという報告はありません。
【A】いいえ、MSのせいで、流産や妊娠中毒症のリスクが高まるという報告はありません。
【参考】日本神経学会 監修『多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023』医学書院 2023年
日本神経学会 監修『多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023』医学書院 p167-173, 270-273 2023年
多発性硬化症や視神経脊髄炎などの神経難病に対する診療・研究を行う神経内科医。2007年に医療法人セレスを設立し、現在は理事長を務める。患者さんが社会や地域でよりよい生活を送ることを重視した診療を目指している。
【著書】やさしい多発性硬化症の自己管理/医薬ジャーナル社/2016(編)