手足に力が入りにくい症状がある方へ
-筋力トレーニングを行いましょう-
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多発性硬化症の情報サイト
-筋力トレーニングを行いましょう-
多発性硬化症(MS)では、身体機能の低下を防ぎ維持するためにも、「筋力トレーニング」は欠かせません。しかし、やり過ぎるとかえって逆効果になりかねないため、注意点を意識しながら、筋力トレーニングを行うことが大切です。
筋力トレーニングを行う際の注意点
筋力トレーニングを動画に合わせて行いましょう!
【動画再生時間:20分53秒】
2018年10月作成
筋力トレーニングを項目別に分け、わかりやすいイラストとともに解説しています。
1 立った姿勢で、まずは両腕を前から円を描くように、5秒かけてゆっくりと上げていきます※。
2 今度は、上げた両腕を5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。
※:痛みを伴わない無理のない範囲で
1 立った姿勢で、まずは両腕を横から円を描くように、5秒かけてゆっくりと上げていきます※。
2 今度は、上げた両腕を5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。
※:痛みを伴わない無理のない範囲で
1 立った姿勢でイスやテーブルなどに手をつきながら、まずは両膝を5秒かけてゆっくりと軽く曲げていきます。
2 今度は、曲げた両膝を5秒かけてゆっくりと伸ばし、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。
1 立った姿勢でイスやテーブルなどに手をつきながら、まずは片方の足のかかとを5秒かけてゆっくりとお尻に近づけていきます。
2 今度は、かかとを5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。終わったら、反対側の足でも同様に10回行いましょう。
イスに浅く座り、背もたれに寄りかかります。その状態から体を前に丸めるようにして倒し、腹筋運動を行います。これを自分のペースで10回行いましょう。
両腕を胸の高さまで水平に上げたまま、最初は両手を“パー”となるように開き、次は“グー”となるように握ります。これを20回行いましょう。
1 イスに座り、まずは片方の足のももを5秒かけてゆっくりと上げます。
2 今度は、上げたももを5秒かけてゆっくりと下げ、最初の位置に戻します。
1~2で1回とし、これを10回行いましょう。終わったら、反対側の足でも同様に10回行いましょう。
【監修】
医療法人セレス さっぽろ神経内科病院
言語聴覚士 堀田 弘伸 先生
理学療法士 吉田 良 先生
多発性硬化症や視神経脊髄炎などの神経難病に対する診療・研究を行う神経内科医。2007年に医療法人セレスを設立し、現在は理事長を務める。患者さんが社会や地域でよりよい生活を送ることを重視した診療を目指している。
【著書】やさしい多発性硬化症の自己管理/医薬ジャーナル社/2016(編)