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SMA(脊髄性筋萎縮症)の情報サイト

監修:
国立病院機構大阪刀根山医療センター
小児神経内科部長/リハビリテーション科部長
齊藤利雄 先生

SMAの主な合併症とその症状

SMA患者さんでは、筋緊張低下、筋力低下や筋委縮(筋肉がやせ細る)がみられるため、次のような合併症がみられることがあります[1]

呼吸障害

呼吸に使う筋肉の力が弱くなっていると、肺で十分酸素を取り込めず、二酸化炭素を排出できなくなります。そうすると、血液中の酸素が減り、二酸化炭素が増えた状態になります。

それにより、夜によく眠れない、何度も目覚める、昼間の眠気などの症状があらわれることがあります。
また、咳をする力も弱くなるため、痰を出しにくくなります。

摂食・嚥下障害

食べ物をかむ力や飲み込む力が弱くなっているため、食事に時間がかかったり、うまく飲み込めず、食べ物をのどにつまらせたり、誤って気管に食べ物が入ってしまう(誤嚥:ごえん)ことがあります。

イラスト:摂食・嚥下障害

脊柱側弯(背骨が曲がること)

脊柱のまわりの筋力が弱くなっているため、背骨が曲がりやすくなります(脊柱側弯:せきちゅうそくわん)。

イラスト:脊柱側弯
  1. 脊髄性筋萎縮症(SMA)診療の手引き編集委員会編.脊髄性筋萎縮症(SMA)診療の手引き,メディカルレビュー社,p.30-31,2022