サポートされていない古いバージョンのInternetExplorerを使用しているようです。ブラウザを最新バージョンのMicrosoftEdgeに更新するか、Chrome、Firefox、Safariなどの他のブラウザの使用を検討することをお勧めします。

慢性特発性じんましん(CSU)の情報サイト

じんましんの治療はステップを踏みながら進められます。
なかなか治らないなと思ってもあきらめず、じっくり治療していきましょう。

じんましん、どうやって治療するの?

じんましんが続いてつらい時には、皮膚科医を受診しましょう。皮膚に関する専門医である皮膚科医なら、長く続く原因不明のじんましんでも、患者さんによりそって、二人三脚で最適な治療を選びます。

じんましんの治療ステップは次のようなイメージになります。

①診断をうける

どういった症状が起こったのか、どんな時に症状が出たのかを皮膚科医に話しましょう。

病院に行った時にはすでにじんましんの症状がおさまっている場合も多くありますので、ふだんから症状を記録しておくといいでしょう。スマートフォンのメモ機能や写真を活用するのもいいでしょう。

イラスト:診断をうける

【記録しておくとよい情報の例】

  • じんましんが出た時間帯、続いた時間
  • じんましんが出た体の部位
  • じんましんが出た日に食べたものや肌につけたものなど
  • じんましんが出た日の体調、睡眠時間、ストレスなど

じんましんの検査には、たとえば皮膚の表面に原因物質と考えられるものを接触させて皮膚の反応を見るといったテストや、血液検査をおこなうといった方法があります。

ただ、じんましんは、原因が特定できないものが約80%。検査をしても原因が特定できないことが多いため、むやみに検査を受けることはおすすめしません。

②治療をはじめる:第1目標「治療により生活に支障がない状態」

じんましんの治療で、最初の目標になるのは、「治療で生活に支障がない状態」になることです。

イラスト:治療をはじめる

まず処方されるのは、「抗ヒスタミン薬」という飲み薬です。抗ヒスタミン薬とは、かゆみなどの反応を引き起こす「ヒスタミン」の働きをおさえる薬です。現在は、第2世代の抗ヒスタミン薬が基本治療薬となります。

③治療をつづける:第2の目標「治療により症状があらわれない状態」

次にめざすのは、治療によって症状があらわれない状態になることです。

最初の抗ヒスタミン薬で症状がおさえられない場合は、別の抗ヒスタミン薬に変更したり、2種類の抗ヒスタミン薬を併用したり、1回ぶんの服薬量を増やしたりします。

抗ヒスタミン薬の治療を1~2週間続けても症状が消えない、よくならない場合は、皮膚科医に相談してみましょう。皮膚科医は、治療を調整するかどうかを判断します。

治療の効果が十分に得られない場合には、ほかの薬を追加する場合があります。

④治療のゴール:最終目標「治療がなくても症状があらわれない状態」

じんましん治療の目指すゴールは、「治療がなくてもじんましんの症状があらわれない状態」になることです。

今はいろいろな治療法がありますので、症状が落ち着かない場合や困りごとがある時は、皮膚科医に聞いてみましょう。じんましんの研究は日々進んでいます。

ゴールにたどり着くまでの期間は人によって異なりますが、治療をはじめた後も、症状を記録して、皮膚科医に伝えていくことが大切です。皮膚科医はそれを基に、薬を減らしたり、なくしたり、さまざまな治療の選択肢を考えることができます。どのように治療するのがあなたに合っているか、一緒に選んでいきましょう。

「慢性特発性じんましん(CSU)」はどうやって治療するの?

「慢性特発性じんましん(CSU)」の治療も、基本的にはほかのじんましんと同じです。

まずは抗ヒスタミン薬による治療が基本となり、治療の効果が十分に得られない場合は、皮膚科医と話しながら、薬を追加したり別の薬に変更したりして、最初の目標、第2の目標、最終目標…とステップをふみながら治療を進めていきます。

また、薬をつかった治療によって「慢性特発性じんましん(CSU)」の症状が消えたあと、さらに1~2カ月は薬による治療を続ける場合もあります。

よくなったからと自己判断で薬を中断するのではなく、皮膚科医とよく相談して決めることが大切です。

参考文献
福永淳ほか:蕁麻疹診療ガイドライン2026(第4版). 日皮会誌 2026; 136(4): 375-493